高力ボルトのすべり摩擦減衰機構をモーメント抵抗接合部に利用した木質ラーメン架構の開発

No. 45
重点分野 グリーンイノベーション
所属 生存圏研究所 教授
研究者名 小松 幸平(コマツ コウヘイ)
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課題概要

2010年に公布された「低層公共建築物の木造化促進法案」によって大型木造建築物が確実に増加する見込みである。しかし、大地震の発生確率が高い日本では、大型木造建築物の耐震化が喫緊の課題である。本研究では、変形メカニズムが明確な「高力ボルト接合」における鉄の辷り摩擦に依存した減衰機構を利用して、既往の木質ラーメン架構を、大地震発生前には限りなく変形しづらく剛に、一旦大地震が発生した際には高力ボルトが辷りを起こして、大きな揺れに対しても木部を破壊させず、どこまでも粘り強く変形する能力を持った「高剛性・高靭性」な架構に変身させる技術を開発する。しかも、既往の接合部を僅かに修正するだけの低コストな技術である。