低真空で動作する近紫外域 逆光電子分光用の電子源の開発

No. 50
重点分野 ナノ・材料
所属 化学研究所 助教
研究者名 吉田 弘幸(ヨシダ ヒロユキ)
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課題概要

有機半導体デバイス開発には、LUMO準位の情報は不可欠である。最近、低速電子を試料薄膜に照射し、放出される微弱な近紫外光を検出する「近紫外域逆光電子分光」が実現した。この手法により、有機試料に損傷を与えることなく有機半導体のLUMO準位を正確に調べることが初めて可能になった。原理的には、極めて独創的で優れた方法であるが、電子源に用いる酸化バリウム(BaO)が超高真空を必要とすることから、実用化は困難である。そこで、10-4Pa程度の低真空でも動作するタングステンフィラメントを使い、近紫外逆光電子分光に適用できるように電子線を単色化、遮光した電子源を開発する。