樹状細胞によるインターフェロン-α産生を抑制するキナーゼ阻害薬の標的同定

No. 62
重点分野 ライフイノベーション
所属 大学院医学研究科 准教授
研究者名 門脇 則光(カドワキ ノリミツ)
Web http://www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~hemonc/research/immunity.html

課題概要

形質細胞様樹状細胞(pDC)は、外来性のDNA を早期エンドソームに長時間とどめることにより、TLR9 シグナルを介して大量のIFN-αを産生する特異な免疫担当細胞で、全身性エリテマトーデスや尋常性乾癬といった炎症性疾患の発症・進展に重要な役割を果たす。われわれは、白血病に対するチロシンキナーゼ阻害薬ダサチニブが、「pDC におけるDNA の早期エンドソームへの滞留を阻害する」ことにより、IFN-αの産生を強力に抑制することを見出した。本研究では、この阻害作用における標的キナーゼを、複数のキナーゼ阻害剤とsiRNA ライブラリを用いて同定し、炎症性疾患の新たな創薬標的を見いだす。