イベント情報

2020/11/25

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  • 講座

 

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新型コロナウィルス感染症に関する諸状況を鑑み、開催が延期となりました。

(12月実施は中止となりました。)

延期日程は確定次第、改めてホームページ上でお知らせいたします。

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記録的な豪雨、強烈な台風、巨大地震や津波など、自然災害が頻発する昨今、日常の延長線上でいつ災害に遭遇するかはわかりません。また、新型コロナウィルス感染症など、今後も想定外の事象が発生する可能性も否定できません。そのような中で、災害発生時における企業や各種法人団体の社会的責任はますます重くなり、BCPBusiness Continuity Plan =事業継続計画、企業の事業運営方針や対応体制などをあらかじめ取りまとめた計画)を定め、緊急事態に陥ったケースにおいて、損害を最小限にとどめながら、重要な事業の継続や早期復旧を実現することがより一層求められるようになっています。形だけの防災訓練や見た目だけのBCPではなく、自然災害や感染症など予想外の事象にどう対処するのか、実態を想定したシミュレーションとそれに伴う具体策の実行が必要とされています。
 京都大学防災研究所では、世界有数の規模を誇る総合実験施設である宇治川オープンラボをはじめ、防災に関する多種多様な研究が実施されています。
 今回は、その知見に加えてBCPに関する総合的なコンサルティングを実施するミネルヴァベリタス株式会社との連携で、企業・行政向けの特別講座を実施いたします。同社は、リスクマネジメントとクライシスマネジメントを手掛ける専門コンサルティング会社で、特に事業継続分野では第一人者としての実績を誇る企業です。
 今回、京都大学のアカデミアの知見とミネルヴァベリタス社の実践での知見を組み合わせたBCPの特別講座を新しく組成しました。特別に企業や各種法人団体の方が施設体験にご参加いただけるようなパートもあります。また、講義の中では、基調講演として、京都大学光山名誉教授の「グローバルな脅威としての感染症の科学」の講義も実施いたします。

開催日

開催時間

【講義】2020123日(木)・ 4日(金)930分~18

BCP策定講座】2020127日(月)or 8日(火)930分~18時(いずれかご都合の良い日を選択)

 2日間講義+1日BCP策定講座での実施(合計3日間)

開催地

講義1日目(123日)  京都大学防災研究所 宇治川オープンラボラトリー

講義2日目・BCP策定講座(12月4日、7日or8日) 京都大学宇治キャンパス 宇治おうばくプラザ セミナー室4・5

定 員

30名程度

詳 細

<講座の特徴>
・防災に関する多種多様な研究を行う京都大学の学術的で専門的な知見を提供
・世界有数の規模を誇る総合実験施設、京都大学宇治川オープンラボで、特別に水害体験を実施
・知識を習得するだけではなく、ミネルヴァベリタス(株)の実践的な知見をベースとした、実際に使えるBCP作成を行うことが可能

<対象>
業種業態関わらず以下の対象企業、団体
・防災に関して、正しい知識を身につけたい企業、団体
BCPがないのでしっかりと作りたい企業、団体
・現状BCPがあるが新たに見直したい企業、団体
・産業支援機関を含めた、BCP対策に必須で取り組まなければいけない企業、団体
BCPや防災関連のアドバイス業務を行う企業様は参加をご遠慮いただいております。

<講義テーマ>
BCP概要 BCPBusiness Continuity Plan =事業継続計画)の詳細
・水害Ⅰ 内水、外水、土砂関連(メカニズム+ハザード基準)
・水害Ⅱ 高潮、台風(メカニズム+ハザード基準)
・地震Ⅰ 地震、余震(メカニズム+ハザード基準)
・地震Ⅱ 建物被害と対処方法
・総合防災 危機対応、災害対策本部組織
・防災経済 災害の経済影響分析、対応方法
・感染症 グローバルな脅威としての感染症の科学
※上記を踏まえて、実際にBCPを作成します。

<災害の体験>
① 流水階段歩行(実物大階段模型の体験)
高さ 3m の実物大の階段の模型で、水が流れ込む地下街から避難できるかどうか体験します。水の力は思っているよりも強く、階段を上るのはかなり難しいことを体感します。

② 浸水ドア開閉(浸水体験実験装置の体験)
ドアの外に水がたまると開けられなくなることを確かめる浸水体験実験装置でどれくらいの深さまで開けられるのか体験します。ドアにかかる水圧を実体験することで浸水時のドアの開閉の困難さを体感すると共に、氾濫時の情報入手と早期避難の重要性を理解します。

③ 浸水車体験
水没した自動車のドアにかかる水圧を体験することができる施設です。浸水したアンダーパス等に誤って浸入してしまう自動車は後を絶たず、ドアを開けるか窓を割って、車外に脱出することが必要になります。この施設を使うことで、通常の開閉式ドアと、スライド式ドアの違いも体験できます。

<講師 (講義順)>
・中川 一   京都大学防災研究所 流域災害研究センター 河川防災システム研究領域 教授

・松井 裕一朗 ミネルヴァベリタス株式会社 代表取締役・事業継続協会日本支部 代表理事・大阪市新型インフルエンザ等対策有識者会議 委員

・牧 紀男   京都大学防災研究所 社会防災研究部門 都市防災計画研究分野 教授

・多々納 裕一 京都大学防災研究所 社会防災研究部門 防災社会システム研究分野 教授

・川池 健司  京都大学防災研究所 流域災害研究センター 河川防災システム研究領域 准教授

・平石 哲也  京都大学防災研究所 流域災害研究センター 沿岸域土砂環境研究領域 教授

・松島 信一 京都大学防災研究所 地震災害研究部門 構造物震害研究分野 教授

・光山 正雄 京都大学名誉教授

 

※<ミネルヴァベリタス社の紹介>
リスクマネジメントとクライシスマネジメントを手掛ける専門コンサルティング会社。
2011
年に設立。事業拠点を大阪(本社)と東京に有し、自治体や上場企業を含め国内外での実績多数。特に事業継続分野においては、 代表取締役の松井裕一朗氏が国際的に事業継続の取り組み及び事業継続マネジメントシステムの普及啓発活動を行っている「The Business Continuity Institute(事業継続協会:本部は英国)」 が毎年発表している「The BCI Asia Awards」を 4年連続(2015年~2018年)で受賞。2018年には「The BCI Global Awards」において、東南アジア地域ならびに日本人初の「Hall of Fame(栄誉の殿堂)」入りを果たす。また、20193月より、BCI 日本支部代表理事を務めている。

 

申し込み

下記URLからお申込みください。

https://www.kyodai-original.co.jp/?p=9585

【受講料】20万円(消費税込)※初年度特別価格

申し込み
締切日
2020年11月26日(木)
問い合わせ

京大オリジナル株式会社 ナレッジプロモーション事業部
Tel:075-753-7778 E-mail:kensyu@kyodai-original.co.jp

関連リンク https://www.kyodai-original.co.jp/?p=9585
備考欄 主催:京大オリジナル株式会社
共催:京都大学防災研究所、ミネルヴァベリタス株式会社

 
 

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