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2022/10/31

  • お知らせ

 国立大学法人京都大学及び株式会社JPX総研は、長期投資家向けのベンチマークとして「京大川北/JPX 日本株指数」(以下、本件指数)を共同で開発し、2023 年1 月30 日から新たに算出・公表することとしました。

 2018 年7 月から国立大学法人京都大学大学院経営管理研究部証券投資研究教育産学共同講座と株式会社東京証券取引所は、日本株に係る新たな株価指数のフロンティアを開拓するという共通認識のもと、新指数開発に向けた共同研究を進めてまいりました。本件指数は、本共同研究を通じて、証券投資を理論と実践の両面から長年にわたり研究を続けてきた川北英隆(かわきたひでたか)名誉教授の考案に基づくものです。

 川北英隆京都大学名誉教授は、「JPX総研が公表する指数に、大学が長期投資の観点から開発した株価指数が加わることは大変光栄です。個人投資家や年金などの資産形成に少しでも役立てれば嬉しい限りです。」と述べています。

JPX総研の高橋直也(たかはしなおや)執行役員は、「今般、京都大学と当社の共同研究を通じて、新たな日本株指数を算出開始できることを喜ばしく思います。本指数を通じて日本の証券市場の魅力向上に資することを期待しています。」と述べています。

1.概要

指数名称 京大川北/JPX 日本株指数
Kyodai-Kawakita/JPX Japan Index
指数管理者 京都大学
構成銘柄 東証33業種における「銀行業」、「証券、商品先物取引業」、「保険業」、「その他金融業」を除く全東証上場企業を母集団とし、売上高成長率、製品サービスの利益率(独自性)、投下資本効率性、株主資本効率性、資本構成、海外展開力の水準及びこれらの安定性を基準として、京都大学が選定した銘柄を算出対象とします。
ウエイトの
決定方法
原則として、個別銘柄のウエイトは、基準日時点で等ウエイトとし、上限は1%とします。
※詳細は算出要領(別紙)をご確認下さい。
基準日・基準値 2023 年1 月27 日(金)・10,000 ポイント
算出開始日予定日 2023 年1 月30 日(月)
配当込み指数 あり
算出間隔 1 日1 回終値を算出・公表
指数基礎情報の配信 指数基礎情報サービスにおいて提供(有償)

2.本指数の利用について
本指数を金融商品の組成・売出しや第三者提供等で利用する場合、JPX総研とのライセンス契約が必要となります。

(参考)

川北英隆京都大学名誉教授

【経歴】
京都大学経済学部卒業(博士)、日本生命保険取締役財務企画部長、中央大学教授、同志社大学教授、
京都大学大学院教授を経て2016 年より現職。京都大学大学院経営管理研究部にて研究を継続中。


【主要論文・著作】
『株式・債券投資の実証的分析』中央経済社(2008 年)
『証券化』金融財政事情研究会(2012 年)
『「市場」ではなく「企業」を買う株式投資』金融財政事情研究会(2013 年)
『京都企業が世界を変える』金融財政事情研究会(2015 年)
『いま日本を代表する経営者が考えていること』ダイヤモンド社(2017 年)
『一流の経営者は、何を考え、どう行動し、いかにして人を惹き付けるのか?』ダイヤモンド社(2018 年)
『経営者はいかにして、企業価値を高めているのか?』ダイヤモンド社(2019 年)
『社会の問題解決こそ、企業価値創造の源である』ダイヤモンド社(2020 年)


【本件に関するお問合せ先】
国立大学法人京都大学
産官学連携本部
E-mail:ip-work@saci.kyoto-u.ac.jp


株式会社JPX総研
インデックスビジネス部
E-mail:index@jpx.co.jp

以上

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