京都大学は、大学技術移転協議会(UNITT: University Technology Transfer Association)と共同で
「AUTM Asia 2013 Kyoto」国際シンポジウムを文部科学省の補助金の支援を得て、国立京都国際会館において開催しました。
米国の産学連携関係者の団体であるAUTM(Association of University Technology Managers)がアジア地域に焦点をあてる
このシンポジウムは、アジアの地域性に着目して技術移転活動の研修やネットワーキングの機会を提供するものです。
初日は、松本紘 総長の挨拶に続き、丹羽秀樹 文部科学大臣政務官、川上景一 経済産業省審議官(産業技術・環境担当)、
Sean P. Flanigan AUTM会長、松永是 UNITT代表理事会長、牧野圭祐 シンポジウム実行委員長の基調講演で始まりました。
3日間の会期中には、起業動向や、ライセンス交渉技術、研究開発の新展開といった計18課題のセミナーが開催されました。
(プログラム詳細:
http://www.autm-kyoto.jp/program/scheduleAtAGrance.pdf)
企業ブース展示コーナーにおいては、アジア諸国を始めとする海外の大学・研究機関に向けて自社の研究開発の取り組み姿勢の発信や、
製品開発に関わる技術シーズの募集を呼びかける姿が見受けられました。
大学における基礎研究の成果を実用化するために活躍する、様々な、異なる分野の専門家が一堂に会し、
必要な知識の教育・交換が行われるのはもちろんのこと、参加者、講演者の区別なく、活発に意見交換する様子が
会場のあちらこちらで見受けられました。
会期中の参加者数は、3日間合計で約600人となりました。UNITTの人材育成・ネットワーキング委員長である
山本貴史 東京大学TLO社長が、来年度のAUTM Asia開催国であるPaul C. B. Liu Cornerstone Intellectual Property Foundation 会長によびかけ、Liu氏が登壇して来年度のPRを行い、盛会の内に幕を閉じました。
ご来場された皆様、講演者の皆様、その他関係者の皆様ありがとうございました。
シンポジウム公式サイト:
http://www.autm-kyoto.jp/

会場の様子
その他の会場の様子は
http://www.saci.kyoto-u.ac.jp/?page_id=2422 からご覧ください。