イベント情報

2024/04/26

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 本プログラムでは、サステナビリティが新たな事業機会であり、価値を生み出すものであると捉え、食の生産から消費・廃棄に至るサプライチェーンを考えるだけでなく、食をとりまく生活や文化、芸術までを含めて、複雑な循環型社会をより客観的かつ広い視野で見つめ、真の社会課題を探ります。

 このプログラムを通じて、参加者は自己及び社会や環境に対する理解を深め、循環型社会の実現に貢献することを目指します。

開催日 2024年6月23日(日)~8月4日(日) 全6回 ※7月20日~7月22日は二泊三日
開催地 京都大学国際科学イノベーション棟他
フィールドワークは長野・埼玉の予定です。
※宿泊は男女別相部屋になります。
対象者 大学生、大学院生、社会人
応募の要件 プログラムの全ての講義に対面で出席が可能なこと
各回で提示される課題に積極的に取り組めること
期待する受講生像 社会的なインパクトを大きくしたいという志向がある人
起業や研究者を目指している学生
社会課題に関心がある人やアントレプレナーシップに興味がある人
サーキュラーエコノミー(循環経済)について深く考えたい人
定 員 24名程度 ※選考あり
受講料 無料  ※飲食費、旅行保険等一部個人負担
詳 細

プログラムの特徴

アート思考で自己理解を促す。
社会課題に対する新たなアプローチ「システミックデザイン」の手法を学ぶ
世界ではサステナブルガストロノミーがどのような文脈で理解され、具体的にどのような起業家が活躍しているのか理解する
フィールドワークでは日本国内の地域の食と農の取り組みを体感し、地域資源や環境課題を知り、循環型社会をより客観的かつ広い視野で見ることができるよう視座を高める
参加者同士で議論やディスカッションを行いながら、アイデアを出し合い、循環型社会を視覚化する

プログラムの目的

自分が本当にやりたいことを見つける=自分事にする
サステナビリティに関する理解を深め、ファクトベースで根本的な課題を発見する
創造的かつ効果的な解決策を見出す力を付ける
これらのアプローチを通じて、社会課題に対する理解や解決方法の発見に貢献することを目指す

スケジュール

日 時 タイトル
1 6/23(日)
13:00-17:00
アート思考は”夢見る力”/問題発見と創造的マインド
2 6/30(日)
13:00-17:00
サステイナブルガストロノミーとは?
3 7/6 (土)
13:00-17:00
システミックデザイン
~大学発スタートアップが取り組む社会課題を視覚化する~
4 7/20(土),21(日),22(日)
二泊三日
フィールドワーク/視座を高める
地域資源を俯瞰して循環を理解する
5 7/28(日)
13:00-17:00
メンタリング/システミックデザイン
~システムへの介入戦略を検討する~
6 8/4(日)
13:00-17:00
最終発表

講師紹介


ソノノチ/合同会社nochi 代表・演出家・劇作家・ワークショップデザイナー 中谷 和代

美術大学でメディアアートと演劇を学び、卒業後、パフォーミングアート・グループ「ソノノチ」を結成。大阪大学コミュニケーションデザイン・センター(平田オリザ研究室)研究員を経て、2022年に合同会社nochiを設立。現代演劇、パフォーマンス、ミュージカル、コンサート、イベントなどの演出を手がけることと並行して、舞台芸術の持つ他者理解やイメージ共有の力に着目し、それらを社会に活かすことを目的とした活動を行なう。2011年からは、大学・行政・企業等と連携しながら、ファシリテーターとして全国の学校現場や地域でのワークショップを展開、子どもからお年寄りまで様々な年代や属性をもつ人々が関わる場を設計している。

ソノノチ/合同会社nochi 制作者・ワークショップデザイナー 渡邉 裕史

舞台芸術の企画制作や俳優、そしてそこでの知見を活かした21世紀型の教育ワークショップデザイナー。主に、演劇を軸としたワークショップのファシリテーターやコーディネーターとして、「演劇×教育」による参加体験型の学びの場づくりを、子どもから社会人向けまでこれまで100箇所以上を担当。「若者・キャリア教育・場づくり」を軸に活動を展開し、「アート」が持つ表現やコミュニケーションの要素を楽しみながら教育や人材育成に活かす活動を行っている。また、パフォーミングアート・グループ「ソノノチ」での作品制作のほか、関西を中心に劇場やアーティストの公演制作、プロデューサー、フェスティバル運営、イベントMCなどを行っている。現在、京都市「文化芸術授業(ようこそアーティスト)」コーディネーター。NPO法人京都舞台芸術協会 理事。京都文化芸術都市創生審議会委員。京都芸術大学・京都芸術デザイン専門学校 非常勤講師



JIEN LLP/土壌回復コンソーシアムJINOWA 代表 齋藤 由佳子

2000年株式会社リクルートに入社。シリコンバレーに駐在し帰国後同社の新規事業コンテストRingで優勝したことをきっかけに2010年までネット新規事業開発室やメディアテクノロジーラボに所属。退職後2011年より欧州へ移住し、イタリア食科学大学院卒。2014年イタリア政府スタートアップ制度で初の外国人起業家としてミラノに食文化教育ベンチャーGenuine Education Network(GEN)を創業。株式会社GEN Japanを設立し代表取締役に就任。発酵食、建築やウェルビーイングなど幅広いテーマでプログラム開発し現在までに世界30カ国以上が参加。2021年からは土壌再生コンソーシアムJINOWAをイタリアで発足し、2023年より土地・人・生態系の共鳴共振を最大化する建築家や資源循環の専門家集団JIEN LLPを設立し、複合発酵技術による生物多様性回復のためのバイオトイレ等開発。Forbes JAPAN「世界で闘う日本の女性55人」選出、2020年シーバスリーガル ゴールドシグネチャー・アワード受賞。日本の地方行政の食文化教育政策アドバイザーや大学でサステナブルツーリズム学講師などに従事。

ACTANT CEO 南部 隆一

1979年生まれ。国際基督教大学卒業後、ロンドン大学ゴールドスミスカレッジにてMAを取得。帰国後、廣村デザイン事務所勤務。グラフィックデザイナーとして、ブランド開発や建築サイン計画など様々なプロジェクトに関わる。2009年に独立後、同時に東京大学大学院学際情報学府にて修士課程を修了。メディア論、文化人類学を背景に、多様なタッチポイントを横断したデザイン活動を行う。



㈱ACTANT 共同創業者/COO 津久井 かほる

慶應義塾大学経済学部卒業、イタリアDomus Academy大学院サービスデザイン修士課程修了。2013年ACTANTを共同設立。様々な領域のプロジェクトにてリサーチ/デザインディレクションを担当し、クライアントの方々と共に顧客/従業員/社会が豊かになる新たな価値を創出する。慶應義塾大学の研究員として、行動デザイン手法開発にも従事し、研究と実践を繋ぐ。



HILLBRIDGE 代表 岡橋 毅

1978年生まれ。オランダ在住。国際基督教大学教養学部卒業。北海道大学研究員、埼玉のまちづくり会社勤務を経て、2013年にデンマークのデザインスクールCIIDへ留学。帰国後、株式会社リ・パブリックにて事業創造プログラムの企画・運営に従事。2020年に独立し、オランダへ家族で移住。社会変革の兆しと構造を探究しながら、リサーチ業務、研修プログラム設計、ライティングを手がける。

ゲストスピーカー紹介



リージョナルフィッシュ㈱  代表取締役社長 梅川 忠典

京都大学大学院経営管理教育部修了後、デロイトトーマツコンサルティング㈱にて経営コンサルティング業務に従事。株式会社産業革新機構に転職し、大手・中堅企業に対するバイアウト投資および投資先の経営に従事。京都大学技術イノベーション事業化コースに参加して、昆虫食のアイデアで優勝後、エリー㈱を設立、その知見を活かし、2019年4月、リージョナルフィッシュ㈱を設立し、代表取締役社長に就任。「J-Startup」「J-Startup Impact」、「京都・知恵アントレ大賞」、「オープンイノベーション大賞」農林水産大臣賞、「大学発ベンチャー表彰」経済産業大臣賞、ICCスタートアップカタパルト優勝など多数受賞。NTTとの合弁会社、NTTグリーン&フード株式会社を設立して取締役CSOに就任、その他スマート育種協議会理事長などを兼務。



㈱TOWING 代表取締役 西田 宏平

1993年生まれ。名古屋大学大学院環境学研究科修了後、㈱デンソーにて研究開発職に従事。同大学在籍時に農業や環境問題に興味を持ち、人工土壌技術と出会ったことがTOWING創業のきっかけ。同社に所属しながら副業でTOWINGを立ち上げ、S-Booster2019などの受賞を経て、2020年11月に独立。2023年4月までに累計10億円の資金調達を実施し、TOWING社が掲げる「未来永劫続く食料生産システムの構築」に向けて尽力している。主な受賞・採択歴として、世界を変える30歳未満「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2023」に選出、JAアクセラレータ―第4期採択、三菱UFJ銀行が主催するビジネスコンテスト「第8回Rise Up Festa」最優秀賞などがある。

企画設計・運営管理

中原 有紀子(京都大学 成長戦略本部 統括事業部 エコシステム構築領域 イノベーション マネジメント サイエンス部 研究員)

 

申込フォーム

https://forms.gle/nm868Di76Coamrq37

申込締切

2024年6月9日(日)

発 表 選考結果は6月14日(金)までに通知します。
問合せ 京都大学 成長戦略本部 統括事業部 エコシステム構築領域 イノベーション マネジメント サイエンス(IMS)部
 ims*saci.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えて送信してください
備 考 主催:京都大学成長戦略本部主
共催:京阪神スタートアップ アカデミア・コアリション(KSAC)
協力:京都芸術センター(公益財団法人京都市芸術文化協会)

本事業は、JST研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(大学・エコシステム推進型 スタートアップ・エコシテム形成支援)により実施するものです。

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